こんにちは、寝袋!です。
私事ですが、2020年2月は、北海道から本州の山々へ遠征していました。
飛行機とレンタカーを利用していたわけですが、飛行機というのは登山者には何かと注意が必要です。
「ガスや燃料の運搬」を筆頭に、ナイフやピッケルなど、注意が必要です。
その中で、登山用のストックについて、お話します。
登山用ストックは60cmを越えると飛行機内に持ち込めません。
でも、60cmを越えていても、うまく持ち込む方法があるんです。
もちろん「決してルール違反ではない方法で」です。
簡単なことですが、案外気づいていない人もいるので、説明してみます。
目次
飛行機持ち込み荷物基本ルール(運輸省)
まずはじめに、日本の飛行機に関するルールは、運輸省が細かく決めています。
運輸省のルールでは以下のようになっています。
畳んだ状態で60cm以下のものは持込可能。但し、先端に尖った金属(キリ状)が取り付
けられているものは持込不可
体が不自由で、ステッキの代わりとして使用し、先端が尖った金属(キリ状)が取り付けら
れていないものは60cmを超えるものであっても持込可能
60cm以内ならOKです
伸ばせば長いストックでも、60cm以下に折り畳める場合は、機内持ち込みOKです。
危険物にはなりません
登山用ストックの先端には、金属の石突きが付いていますが、これは、危険物とはみなされません。
武器になりそうな気もしますが、重い金属の塊の三脚のほうが、よほど武器になりそうですので、問題はないのですね。
ちなみに三脚も、60cm以下になれば持ち込みOKです。
もちろん預ければ大丈夫です
ところで、登山ストックを手荷物で持ち込めなくても、荷物を預ければ済む話です。
その場合は長さ制限もありませんし、確実です。
ただ、急ぎの場合など、荷物を預けて時間をロスしたくないケース、ありますよね。
60cm以上のストックを持ち込める方法
例えば上の写真は、レキの旧モデルSPD2というものです。
長さは約65cmです。
このままでは、手荷物として飛行機内に持ち込むことは出来ません。
同じようなモデルでも、ブランドによって微妙に長さが違っていますので、選ぶ際にはそのあたりも考慮されたほうがいいですよ。
それでは、このストックは飛行機内に持ち込めないのでしょうか?
答えは、NO。ちゃんと、持ち込めます。
分ければ60cm以下
長さを調整するレバー(もしくはダイヤル)を開放して、中身を分割してしまいます。
ほとんどの登山ストックは3分割ですが、どこか1箇所分けて2分割すれば大丈夫です。
簡単ですよね。
ただ、知らないと案外考えつかないもので、
「ああ、これは60cm越えてるから、持ち込めないや」
とあきらめる人、多いみたいです。
梱包するのが確実
バラバラにならないように、バンドか何かでまとめておきます。
これでも大丈夫ですが、
- ストックが傷まないように
- 万が一にもイチャモンつけられないように
軽く梱包してしまうのがオススメです。
「中身はなんですか?」
と聞かれても、
「登山ストックです。ちゃんと長さは60cm以下になっています」
と自信を持って答えましょう。
長さを計測して、ちゃんとゲートを通過できますよ。
まとめ
他にも荷物を預けるならば、それらと一緒にストックも預けましょう。
それが間違いなく問題は起きません。
でも、
- 少しでも到着前後の時間を減らしたい
- 荷物を預けたくない
場合は、こういう方法もあることを知っておきましょう。
知っていれば簡単な方法で、誰でもすぐに出来る方法ですから。
みなさんの登山遠征の、助けになれれば嬉しいです。
ブラックダイヤモンドのストックは、レキより安いのに使いやすく、オススメです。
飛行機にそのままで持ち込めるか持ち込めないか、そのあたりの気遣いもブラックダイヤモンドは気がきいてます。
最近主流の折りたたみ方式(=伸縮性ではない)ならば、どれも60cm以下です。
贅沢ですが、このBDディスタンスカーボンFLZは、全てにおいて完璧です。