こんにちは、寝袋!です。
「山登り行くんだけど、応急セットは必要なの?」
「絆創膏ぐらいあれば、いいのかな?」
登山は、自然の中へ出かけていきますので、楽しい半面、危ないこともたくさんあります。
「山で危ない」というと、すぐに遭難などを思い浮かべる人が多いでしょう。
でも、実際にもっと多く登山者に訪れるのが、
切り傷・擦り傷・虫刺され・捻挫・足がつる
などの、小さなアクシデントです。
山へ行く際は、かならず簡単なファーストエイドセットを持っていきましょう。
ちょっとしたものですが、あるとないとじゃ大違いです。
小さな傷でも、その日の楽しい気分を、台無しにしてしまいます。
対応する準備があれば、楽しく登山を続けられますよ!
目次
山ではどんな危険が?
落石や滑落など、命を危険にさらすアクシデントだけではなく、
- 転倒して着いた手に擦り傷を負う
- ハイマツや枝で切り傷を負う
- アブに刺されてかゆい
などという、些細な危険がゴロゴロしています。
気をつけていても、山から帰ると、1つ2つ傷が増えているのは、よくあることです。
ファーストエイドセットには何が必要?
それでは、ファーストエイドキットの中には、何が必要なのでしょうか?
実際に何を持っていくかは、あとで判断することにして、必要となる可能性があるものを挙げてみます。
名前 | 対応 | 頻度 | 名前 | 対応 | 頻度 |
絆創膏 | 擦り傷・切り傷 | A | ガーゼ | いろいろ | C |
包帯 | いろいろ | C | かゆみ止め | 虫刺され | A |
胃腸薬 | 腹痛・下痢 | B | ポイズンリムーバー | 蜂刺され | C |
消毒薬 | いろいろ | A | 芍薬甘草湯 | 足つり | B |
上で挙げたもの以外にも、いろいろあるでしょう。
それらの中で、
- どのくらい必要か?
- どの程度の重さか?
を考えた上で、ファーストエイドセットを準備していく必要があります。
- めったに使わないけど、いざという時に、ないと困るもの。(芍薬甘草湯、胃腸薬)
- あると助かるけど、重くて持って行きたくないもの。(消毒薬)
- 我慢できるから、省略できるもの。(かゆみ止め)
- 他のもので代用できるもの。(包帯)
ファーストエイドセットは、あなた自身が考えて、作り上げる必要があります。
私は消毒薬は重いので持っていきませんが、必要な人もいるでしょう。
私はポインズンリムーバーは持ちませんが、ハチアレルギーのある人は必須でしょう。
次に、私が使っているものを紹介します。
参考にしていただき、足すもの、減らすものを考えてください。
私のファーストエイドセットを紹介します
私は、緊急時に使うものを、100円ショップのポーチにいつも入れています。
常にこうして準備しておくと、忘れないので安心です。
それでは、中身を見てください。
左上から時計回りに、
包帯、ガーゼ、膝サポーター、包帯ネット、皮膚薬(かゆみ、かぶれ)、ミニポーチ
です。
ミニポーチの中には、次のものが入っています。
左上から時計回りに、
携帯用ダクトテープ、耳栓、絆創膏、芍薬甘草湯
です。
ガーゼ・包帯・ネット
ずっと入れているのですが、使った経験はありません。
包帯とネットは、バンド式の膝サポーターで代用できるので、いらないかなと考えています。
ガーゼは軽いし、かさばらないので、たぶん外しません。
個別包装に入ったものが、ずっと清潔で使いやすくて便利です。
皮膚薬
私は、かゆみ止め・痛み止めの効果を持つ、ステロイド系の皮膚薬を入れています。
ステロイド系は、広く使えるので便利です。
膝サポーター
最初から付けるタイプのサポーターではなくて、
痛くなってから付けるタイプ
の膝サポーターを持っていきます。
痛くなってしまってから、とりあえず下山するまでの応急処置ができるので便利です。
詳しく記事を書いていますので、参考にしてください。
絆創膏
絆創膏は、軽いしかさばらないし、持っていくべきです。
傷だけじゃなく、マメが出来た時にも使えます。
耳栓
緊急用は緊急用でも、違う意味かな?
山小屋のイビキ以外でも、たとえば風の強い日のテント泊では、けっこううるさいものです。
携帯用ダクトテープ
これも違う意味での緊急用です。
強力な接着力と万能性で、使い勝手の良いダクトテープです。
山へコンパクトにして持って行くのは難しいので、私はSOLというメーカーのものを使っています。
割高ですが、これはオススメですよ。
ダクトテープは、テントの補修・靴底の修理・ザックの補修など、とても便利です。
芍薬甘草湯
足がつった時、これを飲めば10分で治ります。
魔法の薬、芍薬甘草湯。
自分だけじゃなく、仲間のためにも常備しておきましょう。
詳しい使い方は、こちらをどうぞ。
ファーストエイドセットを持ちましょう
山へ行って、遭難を防ぐことは、何よりも大切です。
でも、大きな危険ばかりじゃなくて、小さな危険にも目を配りましょう。
実際、たくさんの登山者が経験するのは、そういう小さなアクシデントなのです。
痛いところがあったり、気になるところがあると、100%山に集中できなくなります。
せっかくの楽しい山に来ているのに・・・。
そこでサッと、ファーストエイドセットを取り出して、対処しましょう。
難しいものは必要なくて、ほんの基本的なものさえあれば、大丈夫です。
最初から最後まで、邪魔されずに山を楽しんでください。
自分が助かるだけではなく、同行者にもきっと喜ばれるでしょう。