こんにちは、寝袋!です。
「山で双眼鏡持っている人いたんだけど、必要なの?」
または、
「登山に双眼鏡持っていきたいんだけど、どんなものがいいんだろう?」
と考えている人に、私がお答えしましょう。
といっても、双眼鏡について私は素人です。
ですが、買うために勉強したこと、使ってみての感想をあわせて、お伝えします。
登山用双眼鏡に選ぶべき倍率、大きさ、防水性はこれです。
目次
登山に双眼鏡は必要?
そもそも登山に双眼鏡が必要なんでしょうか?
答えは、NOです。
絶対に必要なものではなく、カメラやスケッチブックなどと同じ、「お楽しみ」です。
登山を豊かに楽しむための、1つの方法にすぎません。
双眼鏡の基本
欲しいけど、双眼鏡のことをくわしく知らない人が多いと思います。
まずは基本的な性能を表す数字について、簡単に説明します。
難しくはありません。
例えば・・・10×30という性能の双眼鏡で説明します。
10は、倍率を現します。
見るものを、どれだけ拡大して見ることができるかという性能です。
30は、レンズの口径を現します。
カメラでもそうですが、レンズが大きいほど、視野が明るくなります。
つまり、10×30とは、
「倍率10倍で、レンズ径が30mmの双眼鏡」
になります。
倍率
倍率は、大きければいいというものではありません。
私もそうでしたが、双眼鏡のことをよく知らない人は、
「倍率が大きいほど見やすいに決まってる」
と勘違いしています。
倍率が高いと、レンズ径も大きくないと暗くて小さくなってしまいます。
つまり、巨大化するか、映像が暗く小さく見えづらいか、どちらかなんです。
ひとみ径という数字が計算できるのですが、難しいのでここでは省略します。
口径
レンズは、基本的に太ければ太いほどよく見えます。
しかし、当然比例して重くなります。
双眼鏡の世界
私は、現在の双眼鏡を買うまでは、
双眼鏡=ホームセンターなどで売っている1,000円前後のもの
でした。
しかし、知り合いに、
「双眼鏡は1万円近くなってくると、ぜんぜん別世界だよ」
と教えてもらって、のぞかせてもらいました。
衝撃的でした。
「今まで双眼鏡だと思ってきたのは、いったいなんだったんだ?」
風景のクリアーさ、明るさ、臨場感、まさに別世界でした。
双眼鏡はカメラと同じようにマニアックで深い世界のようです。
素人からすると、1万円前後でぜんぜん違う世界を味わえますが、玄人の世界は数万円~数十万円はあたりまえの世界だそうですよ。
「これは、私も1つ買うしかない!」
と、速攻で手に入れました。
登山用双眼鏡に必要なこと
双眼鏡は、コンサート、演劇、野鳥観察、星空観察など、いろいろな分野で使われます。
どれにでも万能な双眼鏡というのはなく、分野を絞り込んで選ぶことが大切です。
ここでは、登山用に使う双眼鏡として、必要な条件を見ていきましょう。
手ブレしない倍率
倍率は、大きくても8倍までにしましょう。
私は8倍を使っていますが、素人でもほとんど手ブレの影響なく見やすいです。
ということは、8倍でいいということです。
(正確にはレンズ径も関係するので、25口径以上ならばという条件で)
ちなみに同じオリンパスで10×25も試してみましたが、手ブレがひどくてダメでした。
キッチリと構えられる専門家でないと、難しいみたいです。
ささいな数字の違いで、見え方は大きく変わるんですね。
軽量さ
山で写真を撮る人はご存知だと思いますが、
重いものは持っていかなくなる
のは、カメラも双眼鏡も同じのようです。
「山に持っていってなんぼ」です。
レンズ径や倍率を大きく、光学性能重視で選ぶと、大きく重くなります。
防水性能
防水性能は必要です。
雨が降った時に、中に水が入ってしまうようでは、安心して山に持っていけません。
愛用しているオリンパス8×25WPⅡのレビュー
それでは、私が愛用している
オリンパス 8×25WPⅡ
について、詳しく見ていきます。
接眼レンズは、回転させると伸縮します。
これは、メガネ使用のときと裸眼のときに、レンズと目の距離が変わるためについている機能です。
視度調整もついているので、私のような近眼でも、メガネ外して見ることもできます。
メガネでも裸眼でも、どちらでもいけるので、2人以上で使う時に超便利な機能です。
私はカメラ(OM-D E-M1)で、オリンパスの防水性能(防滴性能)はよく知っています。
防水ということでは信頼のおけるメーカーさんです。
コンパクトで軽量で防水。
登山用としてとてもバランスがいい双眼鏡だと思います。
私は野球やサッカーの観戦にも持っていきますが、スポーツ観戦にも便利な双眼鏡ですよ。
私の実感として
では、山で使って実際にどうだったのか、私が感じたことを書いていきます。
鳥だけじゃなく花も
「景色や鳥が見えたらいいかもな」
と思っていましたが、案外、近くの花を見るときにも便利です。
双眼鏡って、遠くのもの見るだけじゃないんだと、使ってみて知りました。
山小屋、登山道が見える
遠く、稜線の上に、なにか見える。
「もしかして、あれが小屋かな?」
というときなどに、確認して見ることが出来ます。
もっと便利なのが、登山道を探せることです。
「あっちにもたしか、ルートがあったよなあ?」
というとき、双眼鏡があると、登山道を見分けることができます。
肉眼では見えないハイマツの切れ目、岩場の登山道が、しっかりと見えます。
臨場感
「そんなの、カメラの望遠レンズでファインダー見れば一緒でしょ?」
という人もいるでしょう。
ところが、全然違うんですよこれが。
カメラのファインダーでは平面で見ますが、双眼鏡は立体的に見えるのです。
- カメラ・・・画面や写真を見ている感覚
- 双眼鏡・・・近くへ行って実際に見ている感覚
とでもいいましょうか。
説明下手ですみません。
一度買う前に、お店や誰かのを見させて貰えば一発でわかってもらえます。
おすすめモデル2種
登山用として初めて双眼鏡を買われるなら、次に上げる2モデルがおすすめです。
両方共、価格は7,000円前後で手頃です。
この価格帯で、防水性能を兼ね備えているのは、案外少ないのです。
10倍でもだめですし、口径が小さくても大きくてもイマイチです。
登山用なら8×25がベスト!
防水性能必須!
安物はやめる!
お店で実物を触れるといいですね。
のぞいたら最後・・・絶対に欲しくなりますよ。
双眼鏡を持って味わう登山、今までとは違う楽しみを保証します!
やはり実際に使っているこのモデルを、一番にオススメしたいです。
登山用としてすべてのバランスがいいです。
ニコンのこのモデルも防水ですし、私がベストだと思う8×25です。
この価格帯より安いものは、やめておきましょう。