こんにちは、寝袋!です。
登山に限らず、あらゆるスポーツシーンで、タイツを履いている姿が一般的になってきました。
運動をサポートする効果があるのですが、漠然と、
「とにかく楽になるらしいよ」
では、目的にあったタイツを手に入れることは出来ません。
機能と目的を理解して、また、欠点も知った上で、使うべきです。
登山用タイツの特徴、種類を解説していきます。
登山者って「キツイことをしにいくのにラクをしたい」不思議な人種ですよね。
目次
登山用タイツは2種類あります
登山用タイツは、下のように大きく2種類に分けられます。
着圧タイプ | サポートタイプ |
血行を促進させるために、下部から押し上げるように圧を掛けるタイツ。 | 膝、腰などの関節や筋肉をサポーターのように支え、運動を補助するタイツ。 |
着圧タイプ
全身に血液を送るのが心臓ですが、その血流はじつは筋肉によって補助されています。
しかし、登山によって筋肉の疲労が増してくると、その補助がなくなり、血流が悪くなります。
結果、全身に疲労物質がたまり、疲労感が増します。
それを防ぐため、血液の流れを補助するように締め付けるのが、着圧タイプのタイツです。
サポートタイプ
関節や筋肉をサポートする役割で、一般的に知られているのが、サポーターです。
サポーターは、膝や腰などの部位ごとに着けるものです。
しかし、登山はすべての部位に負担のかかる運動です。
そこで、すべてのサポーター機能をタイツに組み込み、下半身全体をカバーしてしまおうというのが、サポートタイツです。
登山用タイツの効果どちらを選ぶべき?
登山用タイツは、どちらを選べばよいのでしょうか?
まずは下の表を見てください。
着圧機能 | サポート機能 | |
着圧タイプ | ◯ | × |
サポートタイプ | ◯ | ◯ |
じつは、サポートタイプと呼ばれるものでも、着圧機能が、ほぼ組み込まれています。
つまり、サポートタイプは着圧タイプの上位互換です。
機能的には、サポートタイプを選択するべきです。
ただし、当然サポートタイプは、部分的にかなり強く締め付けます。
それが苦手な人は、着圧タイプを選ぶしかありません。
サポートタイツに関しては、ワコールが販売している「CW-Xシリーズ」が圧倒的に素晴らしい。
他のメーカーのものも使用していましたが、イマイチ効果が感じられなかったです。
「やさしめのサポート力」
というウリ文句が、遠回しな言い訳に感じました(私感)。
登山用タイツの欠点
登山用タイツには、欠点があります。
サポートされる=鍛えられない
サポーターというものすべてに言えることですが、サポートを受けているということは、筋肉が鍛えられないということでもあります。
常に着けていると、
「着けるのが前提の筋肉」
になってしまいます。
私なら、いざ決戦というような山行、キツイことが予想される山行に、使用を限定したいものです。
しかし、ケガや事故の防止につながるので、難しいところです。
履くのが面倒
ストッキングを履くように、小さいものを伸ばしながら履くので、大変です。
女性は慣れたものなのかな?
用を足すのが面倒
大でも小でも、用をたすときは降ろさなければいけないので、面倒です。
まあ、山小屋ではまだ多い「和式トイレ」や「雉撃ち」でも、抜群のサポート力によって、ポージングは楽かもしれませんが(笑)
おすすめ
イチオシ!
CW-Xのサポートタイツが優れているところが、その圧倒的なサポート力です。
「これ、効いてるのかな?」
というようなタイツが多い中、さすがトップメーカーです。
そして、CW-Xのタイツは、その運動のタイプによって種類分けされているのです。
登山には、瞬発運動のサポートはいりませんので、持久型の「スタビライクスモデル」が最適です。
私的には、これ一択でオススメします。
腰の位置を安定させ、運動時の筋肉疲労を軽減し、着地の衝撃からひざを守ります。また、ふくらはぎの筋肉を下から支え上げるようにサポートします。良好なコンディションを長時間持続させたいスポーツにおすすめです。
吸汗速乾素材「クールマックス®ファブリック」採用でさわやかな履きごこち。
男性のサイズ選び(身長とウエスト)・・・メーカーでは、該当サイズがない場合、ウエストに合わせろと指示しています。
68-76 | 76-84 | 84-94 | 94-104 | |
155-165 | S | SB | ||
165-175 | MY | M | MB | |
175-185 | LY | L | LB |
女性のサイズ選び(身長とヒップ)・・・メーカーでは、該当サイズがない場合、ヒップに合わせろと指示しています。
82-90 | 87-95 | 92-100 | 97-105 | |
146-154 | S | MP | LP | LLP |
154-162 | SR | M | L | |
162-170 | MT | LL |
私は未使用ですが、こちらも好評ですね。
「インパクトエアーロングタイツ」は、C3fitで一番サポートが強いシリーズになります。
着圧タイプなら
着圧タイプは、モデルによってどの程度差があるのか、正直わかりません。
すみません。
最後に
もし、あなたが「短パン+タイツ」という登山ファッションのためにタイツを探しているのなら、なんでも格好がいいものを選ぶといいでしょう。
速乾性があれば、ユニクロとかでもいいと思います。
しかし、
「どうせならば、タイツにちゃんとした機能を求めたい」
というのであれば、登山用タイツを選びましょう。
選び方は簡単です。
締め付けられるのが苦手じゃなければ、サポートタイプ
でOKです。
(あまり頼ってほしくないのが本音ですが)素晴らしいサポート力は、登山での疲労軽減、安全性につながるでしょう。