こんにちは、寝袋!です。
自家用車やレンタカーで登山口へ行って、縦走して違う下山口に降りる場合があります。
解決方法はいくつか考えられますが、その1つが「車移送サービス」です。
「車移送サービスってなに?」
それは、登山口の車を、下山口まで運んでくれることです。
登山が盛んな地域にはいくつか業者があって、登山者を助けてくれます。
今回は、北海道の山岳縦走者の強い味方、
山岳スキップ
を紹介します。
長い実績、安心感、安全に配慮したサービスです。
素晴らしいロングコースが多い北海道です。
縦走をお考えの人は、検討してみる価値はありますよ。
目次
縦走するときの悩み
みなさんは、縦走するときにどんな移動方法を使っていますか?
とくに、北海道は公共交通機関も少ないですし、登山口も山奥にある場合が多いです。
計画する縦走が長ければ長いほど、登山口が不便なほど、それは大きな問題になります。
仲間の車を置いておく
同行者がいて2台の車が準備できる場合は、1台を下山口に置いておくという解決法があります。
あらかじめ運んでおいたり、下山後に登山口に戻って車を回収する手間は増えます。
公共交通機関を利用する
単独行、もしくは車が1台しか準備できない場合もあります。
その場合、登山口(もしくは下山口)に車を放置して、下山後(もしくは登山前)に公共交通機関で移動するのも方法です。
ただし、着替えも運ぶ必要があったり、時間的に制限される場合も多いです。
車移送サービスとは?
「車移送サービス」は、そんな問題を一気に解決してくれます。
登山口に置いた車を、下山口まで業者が移送して運んでくれるのです。
「登山口まで車で行って、下山口から同じ車で帰る」
そんなサービスなんです。
車移送サービスのメリット
車を移送することによるメリットを考えてみましょう。
装備を運ばなくて良い
登山前や下山後に、公共交通機関で移動するときと違って、重い装備を持ったまま移動しなくてよくなります。
縦走中なら気にならない荷物でも、下界では途端に邪魔になりますよね。
山以外では楽をしたい。
それが登山者?
交通機関の時間に左右されない
タクシーを使うなら別ですが、電車やバスを使うときは、どうしても運行スケジュールに左右されます。
「朝イチで入山したくても、お昼に入山」
「下山後、家に帰ったらもう夜」
なんて、辛いですよね。
車内で前泊出来る
登山口まで車で行けると、車中泊で前泊することができます。
登山口近くの宿に泊まったり、テントを張る必要がなくなります。
下山時の装備と着替え
下山したところに車があれば、着替えやお風呂道具、サンダルなどを積んでおくことができます。
下山したら、すぐに装備を放り込んで、最寄りのお風呂へGOできますね。
お風呂でサッパリして、着替えて、疲れを癒せます。
自家用車移送のデメリット
もちろん、デメリットもあります。
料金が高い
なんといっても、料金が高いです。
例えば人気のメジャーコース『黒岳~トムラウシ温泉』の場合、37,750円もかかります。
「うわっ高い!」
という印象を受けます。
手間を考えれば仕方がないような気もしますが、お財布にはかなりのダメージですよね。
車1台あたりの金額ですので、2人、3人と人数が増えれば、当然割安になっていきます。
会社を信用しなければならない
自家用車、レンタカーを他人の運転に任せることになります。
また、
「手違いなく、運んでおいてくれるのか?」
という心配もありますし、業者を信頼しなければいけません。
北海道の縦走移送サービス『山岳スキップ』
私が知るかぎり、北海道の山岳縦走をサポートしてくれるのは、
『山岳スキップ』
だけです。
私は、今まで3回使いました。
『旭岳~天人峡』で5000円。
『旭岳~十勝岳温泉』で17,000円。
『伏美岳~チロロ林道』で20,000円。
最初は近いコースで試してみて、安心できたのでロングコースでも使いました。
『山岳スキップ』の長所
それでは、『山岳スキップ』の長所をご紹介します。
ほとんどの登山口に対応しています
まずは山岳スキップの料金表をご覧ください。
主な登山口間の距離と料金が、一覧表になっています。
表にある以外でも対応してくれますので、一般的な北海道の縦走ならば、ほぼカバーしていると考えていいでしょう。
縦走を中断してもOKです
私が最初に、この会社を使ってみようと信頼した最大の理由は、この点です。
車の移送は下山予定ギリギリに行われるので、悪天候などで縦走を中止する場合、登山口に戻れば車があるのです。
しかも、その場合、キャンセル料がかかりません。
人員の手配などを考えると、キャンセル料がないのは信じられないことではないでしょうか。
ビジネスライクじゃなく、登山者のことを配慮してくれているのが好感がもてました。
『山岳スキップ』利用方法
それでは、山岳スキップの利用方法について、順をおって簡単に説明します。
実際には、業者さんにご確認ください。
申し込む
最初に、縦走の計画を記入して申し込みます。
必要事項を入力して「送信」するだけです。
車のスペアキーを送付する
事前に郵送でスペアキーを会社に送付しておきます。
もしくは、登山口に宿泊する場合は、宿泊先ホテルに預けることもできます。
キーを持ったまま縦走を開始する
登山口で車をロックし、「キーを持ったまま」縦走に出発します。
下山口で自家用車に乗って帰宅する
下山口に車が移動されていますので、鍵を開けて乗って帰ります。
使用したスペアキーは、車内に隠してあります。
後日料金を支払う
縦走終了後、車内に置いてある振込用紙で、料金を振り込みます。
縦走中止の場合もあるので、後払いで大丈夫なのが嬉しいですね。
縦走中止の場合
縦走中止の場合、自分のキーで車に乗り込んで、そのまま帰ります。
預けたスペアキーはあとで返してもらいます。
『山岳スキップ』は便利で信頼できます
先に書きましたが、私は過去3回使わせてもらいまして、縦走を助けてもらいました。
車の移送距離が長いと、当然料金も高くなります。
しかし、例えば旭岳~天人峡などは、タクシーで移動するのと値段は変わりません。
旭岳~十勝岳温泉は、縦走自体は長いけど車の移送は近いので、割安に感じます。
何より、
- 縦走中止しても料金のかからない、登山者目線のサービス
- 料金後払いの安心感
- 使ってみての信頼感
は、ぜひオススメしたいサービスです。
魅力あるロングコースがたくさんある北海道の山。
縦走でしか味わえない醍醐味がありますから、交通手段で悩んでいる人は検討してみてはいかがでしょうか?
北海道へマイカーで来られる方へ
北海道へマイカーで来られる場合、どこかでかならず海を渡らければいけません。
フェリーにマイカーを乗せる必要があるのです。
フェリーの料金は、季節などで大きく変わりますので、お得にチケットを購入してください。
フェリーチケットの比較サイトが便利です。