こんにちは、寝袋！です。
今回は、登山用スパッツ（ゲイターとも呼ぶ）を買うときに、
「モデルによって、どこが違うか」
を解説していきます。
同じように見えて、細かいところはけっこう違うんですよ。
そして、その小さな違いで、山での使い勝手が違ってくるものなんです。
また、スパッツを使う上で、基本的な使用方法についても説明していきます。
目次
スパッツの役割
スパッツは、ただ着けるだけのアイテムですが、その役割は案外多いです。
夏用と冬用
雨の侵入を防ぐ
雨が降ってきたときに、レインパンツを滴ってきた雨水が、登山靴の中に入っていくのを防ぎます。
登山靴の中を濡らすことは、靴ずれやマメの原因になってしまいます。
朝露の侵入を防ぐ
早朝の登山などで、下草に付いた朝露も、雨と同じように登山靴を濡らすので、それを防ぎます。
雪の侵入を防ぐ
雪山では、深い雪をラッセルすることが多いので、雪が登山靴の中に入っていくのを防ぎます。
小石などの侵入を防ぐ
砂礫地で、砂や小石が、登山靴の中に入ってしまうのを防ぎます。
ズボンの汚れを防ぐ
ドロドロのぬかるみのある登山道で、ハネた泥などで登山パンツが汚れるのを防ぎます。
スパッツの違い
スパッツは、同じように見えて、細かい部分がモデルによって違います。
購入するときに、どこを見て選ぶべきか見ていきましょう。
材質
ゴアテックスなどの防水透湿性素材か、そうでないか。
雪山では温度が低くて雪が融けないので、防水性はあまり必要ありません。
ですが、初心者のみなさんが行くであろう夏山では、ゴアテックス製を買っておいたほうが無難だと思います。
晴雨兼用で、安心して使えますよ。
長さ
膝下までのロングと、スネまでのミドル、足首までのショートの３種類に分けられます。
夏山ではロングは必要ありません。
ミドルかショートにしておきましょう。
とうぜんですが、長いほど暑いです。
ジッパーの位置
ロングタイプは、取り付けのしやすさを考慮して、前側にジッパーが付いているものが便利です。
ですが、ショートやミドルであれば、どこでもたいして変わりません。
後ろよりは、サイドがおすすめです。
これは後ろタイプ。短いのでそれほど不便ではない。
前フックの持ち手の有無
登山靴のヒモに、前フックを引っ掛けて固定するのですが、そのフックの場所に持ち手が付いているかいないか？
そして、その持ちてが大きく持ちやすいか、持ちにくいか？
そのあたりをチェックしてください。
持ちやすいベロ付き
小さくて持ちにくいベロ
ベルトの違い
冬用は頑丈なベルト式が多いですが、夏用は簡単で軽量なゴムバンド式が多いです。
ゴムバンド式で十分です。
簡単なゴムバンド式
面倒だけど頑丈なベルト式
着け方について
スパッツは、着け方が２種類あります。
通常はトレッキングパンツの上に
通常はこの状態
スパッツを常用する人は、トレッキングパンツの上にこのように着けます。
パンツに付く汚れを防ぎ、登山靴の中に小石などが入るのをカバーします。
ちなみに、雨以外のときは、着けない人もいます。
私は歩くルートによって変えています。
雨のときはレインパンツの下に
雨のときは、レインパンツの下に
雨のときは、登山靴の中に雨が侵入しないように、レインパンツの下に着けます。
じつは、逆に使う人も多いので、ちゃんと覚えておきましょう。
スパッツがないと
スパッツがないと、普通の状態では大丈夫ですが、
段差などでパンツが上がった時に
段差で足を上げたときや、パンツがずれ上がってしまったときに、登山靴の中に雨が入る隙間が出来てしまいます。
雪山では常時上に
雪山では、途中で着け外ししたくないので、基本的にずっと着けっぱなしです。
雪山の場合、パンツの裾から雪の侵入を防ぎたいので、パンツの上から着けます。
おすすめモデル
初めてスパッツを買う方なら、夏山で晴雨兼用で使うことを想定して、
ミドルかショートのゴアテックス製
を選べばいいと思います。
雪山へ行くようになったら、専用のものを買って、２組で運用すればいいでしょう。
以下のモデルは、軽量コンパクトで定番ですし、交換部品も手に入りやすいので安心してオススメできるモデルです。
いずれ、冬用のスパッツが必要になったら、ぜひオススメしたいモデルがあります。
とても使いやすくて便利ですよ。
