こんにちは、寝袋!です。
ザックには雨蓋(あまぶた・あめぶた)と呼ばれる部分があります。
雨のフタ?
当たり前のように使われる言葉なので、いまさら聞きにくいけど・・・
「ザックの雨蓋ってどこ?」
「雨蓋は、あったほうがいいんですか?」
そういう人はこちらをお読みください。
雨蓋のメリット・デメリットについても説明します。
ザックの雨蓋ってここです
ザックの一番上、上からすっぽりと被せるようになっているところ、これが雨蓋(あまぶた)です。
ザックのの出入り口は、ファスナーやヒモで閉めるようになっていますが、上から降ってくる雨が一番当たりやすいところです。
ご自分のザックを見てもらいたいのですが、一番雨に当たるのに、ザックの上の面って水が溜まりやすい形をしています。
凸ではなく凹っぽいでしょう?
ザックの中がスカスカなときはとくに。
そこで、ザックの一番上に、出入り口を塞ぐような形で被せるのが『雨蓋』というわけです。
『雨蓋』に落ちてきた雨は、雨蓋自体を濡らしてしまいます。
しかし、雨が染み込んでいくのを邪魔するので、ザックの中身まで濡らしてしまうのに時間がかかります。
つまり、
「完全な防水ではないけれど、多少の雨からザックの中身を守ってくれる」
ものなのです。
濡れるまでの間に、レインカバーなどを準備しましょう。
雨蓋のないザックもあります
登山用品店でザックを買うとき、目に入るのはほとんどが「雨蓋アリ」のタイプでしょう。
ところが、「ある用途」のザックには雨蓋がないものが多いです。
上の写真もそうなのですが、いったい何に使うザックかわかりますか?
答えは、冬山ザック(日帰り用・スキー・スノーシュー用)です。
何故かといいますと、冬山では雨は降らないからです。
降ってくるのは雪ですが、冬山ではめったに解けて濡れることはないからなんですね~。
そして、雨蓋などが付いているよりも、直接ザックの中にアクセスできたほうが便利だからです。
ザックに雨蓋はあったほうがいいんですか?
では、ザック(冬山を除く)を買うときに、雨蓋はあったほうがいいのでしょうか?
答えはYESです。
以下に、メリットとデメリットをまとめてみましたのでお読みください。
雨蓋のメリット
- 雨からザックの中身を守れる(中まで濡れるまでの時間をかせぐ)
- ほぼ100%ポケットになっていて、収納的に便利
雨蓋のデメリット
- 完全防水ではありません
- ポケットが便利なので、そこにばかり物を入れてしまう
- ザックのメイン部分にアクセスするのに邪魔
デメリットと書きましたが、「あえて言えば」程度です。
むしろ、雨蓋のない夏山ザックを探すほうが大変かもしれないレベルですので、素直に雨蓋付きのザックを買いましょう。
「冬山用には雨蓋がないんだぜ?」
ぐらいの知識を覚えておくと、見分けるのに役立つかもしれませんね。
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