ドッキドキ。私が山でヒグマに遭遇・目撃した経験を伝えます




こんにちは、寝袋!です。

あまり経験したくはないものですが、私はヒグマに遭遇したことがあります。

しかも、もう3回(2019年4月現在)も。

初めて遭遇した時は、心臓がバクバク鳴りました。

予習していたことが頭の中から全部吹っ飛んで、何もできませんでした。

ヒグマに会ったらどんな気持ちなのか?

実際は何が出来るのか?

私の経験談を読んで、参考にしてください。

あまり経験したくないですが、随時追加更新していきます。

1回目のヒグマ遭遇「幌尻岳にて」

私が初めてヒグマに遭遇したのは、日高山脈の幌尻岳に登ったときのことです。

秋晴れの天気が良い日で、気分よく歩いていました。

季節柄、他に登山者はいなくて、私一人しかいませんでした。

出た!

ふと気がつくと、前方15mほどのところに、何やら黒いものが・・・。

「うわっ出た!」

体が硬直して、動けませんでした。

ヒグマはやや小型で、若い個体に見えました。

ダケカンバの木ノ下に立って、両手を木の幹にあて、上を観ています。

こちらには、まったく気づいていません。

木の実?

こちらは硬直して動けないなか、ヒグマは木の上を観察していたかと思うと、スルスルと登り始めました。

「ヒグマって、木登り速ーい」

と、妙に感心しました。

ヒグマが木の上へ姿を隠したことで、金縛りが解けたように私も動けるようになりました。

まずは、クマ撃退スプレーを、腰のホルスターから取り出しました。

次に、ウエストポーチからカメラを取り出して、適当に撮影しました。(←ダメ)

「さて、これからどうすればいいんだろう?」

真ん中、黒いのが見えますか? 細い木なのに・・・

鈴を鳴らしまくる

私としてはヒグマが登っている木の下を通過したいので、なんとかしなければいけません。

避難小屋に1泊して、登山2日目なので、あきらめたくなかったのです。

「とりあえずヒグマに気づいてもらおう」

と、熊鈴を手にとって、派手に鳴らしてみました。

同時に、

「おーい、クマー」

と、大声で叫びました。

すると、ヒグマは一瞬動きを止め、こちらを見ました。

次に、ガサガサっと大きな音をたてて、ヒグマが木を降りて、そのまま登山道横の斜面を、下っていきました。

またもや硬直して動けなかった私。

ヒグマがちゃんと去ったのかわからなかったので、しばらくじっとしていました。

斜面の下へ逃げていったので、こちらからは見えなかったのです。

下をのぞくために、近寄る勇気もありません。

5分ほど待って(定かではないですが)、恐る恐るまた登山を続けました。

それからは、木の上ばかり見て、ビクビクと歩いた記憶があります。

1回目の遭遇まとめ

  1. 熊鈴は効果ありませんでした。
  2. ヒグマは、木の実に夢中でした。
  3. ヒグマは木登り得意です。
  4. ヒグマは、人に気付けば逃げていくことがわかりました。

2回目のヒグマ遭遇「芦別岳にて」

ヒグマとの2回目の遭遇は、富良野の近くにある芦別岳を登ったときでした。

初夏の芦別岳は、残雪がまだ多い時期ですので、登山者は私を含めて10名ほどでした。

無事に山頂まで登り、下山しているときのことでした。

樹林帯の登山道

かなり標高が低くなり、視界が効かない樹林帯の中の登山道になりました。

突然、20mほど先の登山道を、大きな黒いものが左から右へ横切っていきました。

ドドドッとすごい音がしました。

足を止める私。

「え? 今のはなんだ?」

北海道の山では、エゾシカが登山道に出てくることは日常茶飯事です。

それは、エゾシカではありませんでした。

「おいおい、またヒグマかー?」

1回目より落ち着いていた

この時、私は熊鈴はつけていましたが、クマ撃退スプレーは持っていませんでした。

幌尻岳で、

ヒグマは逃げていくもの

ということを経験したので、それ以来、クマ撃退スプレーは持たないことにしていました。

このときも、

「襲ってくるつもりなら、もう襲っている」

と、案外落ち着いていられたと思います。

ただし、心拍はバクバクで、耳から心拍の音が聞こえるくらいでした。

ヒグマが消えていった樹林帯の中に目を凝らしますが、まったく姿は見えません。

身を潜めているのか、逃げ去ったのか?

ゆっくりと前進しましたが、気配がわからないので、そのまま早足で下山しました。

下山すると、先に下山した人がいたので話をしました。

私のたった10分ほど前を、歩いていたようでした。

立ち去りましょう

ヒグマは、すぎに逃げ去るのではなく、見えないところに身を潜めることが多いようです。

じっと、危険(人)が去るのを待つのです。

ところが、人間がいつまでもそこに立ち止まっていると、業を煮やしたヒグマは、攻撃に出ることもあるようです。

山菜採りがやられるのは、こういう理由もあるのです。

ヒグマが身を潜めて待っているのに、いつまでもそこに留まりますからね。

2回目の遭遇まとめ

  1. 熊鈴のおかげか、今回はヒグマが先に気づいた(?)ようです。
  2. ヒグマの足音はデカイです。
  3. おそらく10分ほど前に2名の登山者がいたのに、私だけが遭遇しました。
  4. やはりヒグマは逃げていくものです。

3回目のヒグマ遭遇「大雪山系にて」

3回目のヒグマとの遭遇は、大雪山系を縦走しているときでした。

過去2回とちがって、今回は視界がひらけている大雪山での遭遇でした。

視界良好

黒岳から白雲岳へ向かう途中、残雪の上を、ヒグマが動いていました。

距離がかなり(数百m?)あったので、白い雪面の上を、黒い点が動いているように見えました。

けっこうな斜面を、登っては滑り落ち、登っては滑り落ち、繰り返していました。

テレビ映像で観たことがありますが、どうやら雪面で遊んでいるようでした。

距離があるせいか、こちらには気づいていません。

仮にあちらに熊鈴がついていたとして、人間の耳ではまったく聞こえない距離でした。

近くにいた登山者と、

「遠くで見る分には、かわいいもんだ」

「遊んでる様子は、犬と変わりませんね」

と話しました。

そこから登山ルート(雪面)を進んでいくと、少しずつヒグマとの距離は縮まっていきます。

視界が効くので、安心して歩いていきました。

もし万が一向かってきたら、逃げても追いつかれてしまいますが・・・。

こういう遭遇なら大歓迎

それからも、ヒグマは気づいているのかいないのか、遊びをやめようとしませんでした。

地球をかすめるハレー彗星のように、登山ルートは近づいていきます。

お互いの距離は最短で200mほどまで近づき、そこからはまた、離れていきました。

やがて、振り返っても、見えなくなりました。

3回目の遭遇まとめ

  1. ヒグマも遊びます。
  2. ヒグマは雪面の登りも速いです。
  3. 遠い距離での遭遇は、大自然の贈り物です。

足跡と糞は無数に遭遇しています

日高山脈にて

ヒグマの姿を目で見た遭遇はこれだけですが、ヒグマの足跡はたくさん観ています。

また、ヒグマの糞も数え切れないほど観ています。

これは、北海道の登山者なら、かなり経験していることだと思います。

今では、

「いるんだなあ」

と感じますが、それほど恐怖は感じません。

子グマかな?

オプタテシケ山、双子池にて

ヒグマとの遭遇まとめ

私自身を振り返ると、

一番ヒグマが怖かったのは、1回目の遭遇をする前と、遭遇の瞬間

でした。

その遭遇で、

「ヒグマは襲っては来ないものなんだ」

と身をもって経験できてから、それほど怖くなくなりました。

誰かに聞くのと、経験するのはやはり違いました。

私がこうやって経験を伝えても、やはり、なかなか信じられないかもしれません。

まあ、読んでいただいて、経験された時に、

「あ、あいつ嘘つきじゃなかったんだな」

と思ってもらえれば幸いです。

ヒグマについて

もっとも大切なのは、ヒグマの生態を知り、遭遇しないように対策することです。

こちらの記事で詳しく書いています。

  • ヒグマと会わないために
  • ヒグマと会ったらどうするか
  • ヒグマスプレーの使い方

などなど、ぜひ知っておいてください。

【北海道登山】ヒグマ対策で知っておくべきこと(熊鈴、熊撃退スプレー)

2018年12月6日






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