【日本百名山in北海道】羅臼岳の登り方ガイド【全ルート解説】




こんにちは、寝袋!です。

今回は、北海道にある日本百名山の一つ、羅臼岳の登り方について解説していきます。

北海道のなかでも最果ての地、知床半島にあります。

ずばり、北海道のメジャーな山で、もっともヒグマに遭遇する可能性の高い山です。

「ヒグマは人に出会ったら逃げていく」

という常識が通用しない、人を恐れない特殊なヒグマが生息する地域だからです。

登山道上にヒグマが昼寝してて、通れなかったというケースもよくあります。

そのぶん、野性味あふれる自然が味わえる山です。

天気が良いときの知床半島の絶景は、素晴らしいですよ。

羅臼岳とは

wikiより
羅臼岳(らうすだけ)は、北海道・知床半島にある火山群の主峰及び最高峰で標高1,661m。古くはアイヌ語でチャチャヌプリ、また良牛岳と記されたこともある。1964年(昭和39年)6月1日に知床国立公園に指定され、2005年7月にこの山域を含む知床半島が知床 (世界遺産)に正式登録された。日本百名山、花の百名山及び新・花の百名山に選定されている山である。

羅臼岳は知床半島最高峰です。

知床半島を味わえる百名山は羅臼岳だけです。斜里岳は独立峰で、やや雰囲気が違います。

羅臼岳の登山コース

羅臼コース

知床横断道路の途中、羅臼温泉野営場から登るコース。

もう一方の岩尾別コースに比べて、ダイナミックに変化して面白い反面、厳しいコースです。

特に残雪期はルートファインディングに経験が必要です。

かなりのロングコースなのが、所要時間からもわかります。

登り 6時間
下り 4時間30分
標高差 1,585m

岩尾別コース

岩尾別温泉から登る一般的なコースです。

人が多いので、初めての人はこちらから登るといいです。

7月上旬までは、雪渓歩きが楽しめます。

硫黄山からの知床連山縦走コース

山中一泊で知床連山の縦走が楽しめます。

避難小屋もありませんし、当然ヒグマの密度の濃い地域ですので、注意が必要です。

テント場はいくつかあります。

知床連山

コース比較

百名山を目指す人は、ほとんど岩尾別コースを登ると思います。

ここでは、岩尾別コースを詳細に解説していきたいと思います。

岩尾別コースの登り方

標準的登山日程

岩尾別コースは、岩尾別温泉が登山口になります。

岩尾別温泉には「ホテル地の涯」と「木下小屋」があります。

木下小屋は、登山情報など教えてくれます。寝袋持参で宿泊も出来ます。

日帰り入浴ができますので、下山後すぐにお風呂に入れるので便利です。

登り 4時間
下り 2時間30分
標高差 1,430m

登山口情報

岩尾別温泉
標高:218m

駐車場:木下小屋前(6台程度)ホテル地の涯付近の砂利地(7台程度)他は道沿いに停める

携帯電話:全社不可

登山届:木下小屋

トイレ:あり

木下小屋

注意点

北海道の中でもヒグマの生息密度が高い地域になります。

また、知床近辺のヒグマは、人を見ても怖れず、逃げていかないのが特徴です。

すぐ近くを通っても逃げないくらいなので、登山道を塞いでいると厄介です。

登山情報

木下小屋から登り始め、最初はダケカンバの樹林帯を登っていきます。

明るい森で気持ちの良く高度を稼いでいきます。

最初は樹林帯

標高450m付近、オホーツク展望台という場所につくが、正直、展望はないです。

更に進むと「弥三吉水(やさきちみず)」という水場があります。

ここは確実に水が取れるが、この先の水場は季節によって枯れるので注意。

弥三吉水

日帰り登山であれば、この水はあてにせず、自分で運んだほうがいいでしょう。

極楽平という気持ちの良い場所を過ぎると、大沢という沢地形に降りていきます。

大沢の雪渓

7月遅くまで、大沢には雪渓が残ります。

一見厄介ですが、雪渓歩きのほうがペースはあがるでしょう。

雪渓歩きに慣れていない人は、軽アイゼンを準備しておいてください。

上部はけっこう急になってきます。

山頂付近は岩峰です

羅臼平という開けた場所から、山頂を望みます。

ルート案内どうりにいけば問題ないです

羅臼平に荷物をデポすることは、絶対にやめましょう。

ヒグマやカラスの被害にあう可能性があります。

フードロッカーはありますが、あてにはしないように。

北方領土の島々、硫黄山への知床連山の眺望、数々のお花。

見どころいっぱいで、しかもコースも変化があって面白い山です。

個人的には、硫黄山からの縦走が素晴らしいので、百名山目的でも、ぜひチャレンジして欲しいです。

付近の宿泊施設

「ホテル地のはて」は一時閉鎖されていましたが、2018年リニューアルオープンしました。

登山口なので利便性は最高です。

木下小屋
寝袋持参の素泊まりできます。一泊2500円。

TEL予約 0152-24-2824

 

登山のために北海道へ飛行機で来る注意点

飛行機を使って登山する場合、いくつか注意点があります。

登山道具の機内持ち込みや、よくある忘れ物などです。

トラブルを避けるためにも、一度読んでいただけると参考になるかと思います。

【北海道登山】飛行機に乗せられない登山道具・注意点・ノウハウ

2019年3月1日

北海道登山での格安レンタカーの探し方

北海道は、レンタカーの激戦区です。

たくさんのレンタカー会社がひしめきあい、季節によって価格の変動も大きいのです。

大手レンタカー会社から、小規模格安レンタカー会社まで、比較して選べばいいのですが、それはなかなか面倒です。

そういうとき、スカイチケットレンタカーなどの、レンタカー比較サイトなどが便利です。

借りる期間と場所を選んで、一気に比較検討できますよ。

レンタカーについて詳しく書いてます
あわせて読んでください。

北海道登山は車が便利「安くレンタカーを借りる方法と注意点」

2019年3月1日

【日本百名山in北海道】全9座登山コース解説&登り方まとめ

2019年1月16日

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