こんにちは、寝袋!です。
今回は、北海道にある日本百名山の一つ、大雪山(旭岳)の登り方について解説していきます。
北海道最高峰と言いながら、じつはロープウェーも利用することが出来て、比較的簡単な山です。
ただ、天候が悪くなると一気に環境が変わって、難易度がぐっと上がってしまいます。
羊の皮をかぶった狼・・・ではありませんが、ナメたら怖い北海道最高峰です。
せっかくロープウェーで高いところに行くのですから、裾合平を含めて、周囲の散策も楽しんでください。
目次
大雪山(旭岳)とは
北海道最高峰の山です。
大雪山とはこのあたりの山全体を指す言葉で、一つの山の名称としては旭岳と呼ばれることのほうが多いです。
実質的登山口となる姿見駅が標高1,600mと高いので、観光客も多く訪れます。
初心者でも比較的簡単に登れますが、一旦天候が崩れると視界が奪われ、道迷いも多く発生する山でもあります。
山頂から登山口とは反対側に足を踏み入れると、広大な山々が広がり、多くの縦走路があります。
大雪山(旭岳)の登山コース
旭岳温泉コース
ピークハントを目的とした場合、旭岳温泉コース以外は考えられないでしょう。
他のコースは縦走登山者にはとても魅力的なのですが、ここでは触れません。
「山の高さは富士山で知れ。山の広さは大雪で知れ」
という言葉を味わうには、正直、旭岳単体で登っても役不足です。
いずれまた、大雪山の広さを、楽しみに来てもらえたら嬉しいです。
旭岳温泉コースの登り方
多くの場合、旭岳温泉駅から姿見駅までロープウェーで高度を稼ぎ、そこからの登山になります。
非常に短時間の登山になりますので、ここでは、私がぜひ一緒に行って欲しいオプションコースも紹介します。
標準的登山日程
【姿見駅までロープウェーで上がった場合】
登り | 2時間 |
下り | 1時間10分 |
標高差 | 690m |
【旭岳温泉から歩く場合】
登り | 4時間30分 |
下り | 3時間 |
標高差 | 1,195m |
ロープウェーについて
シーズンによって値段が変わります。(往復1,900円~2,900円)
また、始発と終発の時間も変わります。
登る際には、必ず確認した上で登山してください。
大雪山旭岳ロープウェー http://asahidake.hokkaido.jp/ja/
登山口情報
駐車場:無料駐車場、有料駐車場(1日500円)
携帯電話:全社OK
トイレ:あり(季節によって閉鎖)、ロープウェー駅内
自販機・売店:ロープウェー駅内にあり(山麓駅、姿見駅)
登山情報
姿見駅でロープウェーを降りると、気温差で500m上がってきたことを実感するでしょう。
姿見駅周辺には、姿見の池が目的の観光客が大勢います。
周辺は木道が整備されています。
姿見の池を過ぎると、そこからは登山者だけになります。
ガレ場の登山道を登っていきますが、この登山道は噴煙を上げる地獄谷に沿って付いているので、シューシューと噴煙の音が聞こえます。
天気が良ければ、トムラウシへと続く稜線や、さらに十勝連峰まで見通すことが出来ます。
晴天ならば迷うようなところではないのですが、視界がなくなると一気に方向がわからなくなる山です。
特に、下り!
登山道が広くてなだらかで、どの方向にも降りていけそうなんです。
視界の悪い時は、慎重に行ってください。
山頂からは360度絶景が広がっていますが、ここではあえて省略しておきます。
裾合平(すそあいだいら)
山頂ピストンだけでは、ロープウェー代金がもったいないです。
縦走や周回コースとはいいませんが、ぜひ「裾合平」のほうへ足を伸ばしていただきたいです。
裾合平とは、旭岳の麓(といっても1,600mですが)に広がる広いお花畑です。
山頂をピストンして降りてきてから、体力と相談して決められるのでいいですよ。
とくにチングルマの時期には、日本一の群生地に感動します。
姿見の駅から、行きたいだけ進んで戻ればいいので気楽です。
下調べなしの人は、遅くとも「中岳分岐」で引き返しましょう。
往復1時間もあれば、じっくり楽しめます。
付近の宿泊施設
下山後は、旭岳温泉で汗を流して移動されるといいでしょう。
日帰り入浴可能な温泉がたくさんあります。
車中泊の場合
車中泊される人も多いと思います。
その場合は、ロープウェー駅の駐車場より、オススメな場所があります。
登山のために北海道へ飛行機で来る注意点
飛行機を使って登山する場合、いくつか注意点があります。
登山道具の機内持ち込みや、よくある忘れ物などです。
トラブルを避けるためにも、一度読んでいただけると参考になるかと思います。
北海道登山での格安レンタカーの探し方
北海道は、レンタカーの激戦区です。
たくさんのレンタカー会社がひしめきあい、季節によって価格の変動も大きいのです。
大手レンタカー会社から、小規模格安レンタカー会社まで、比較して選べばいいのですが、それはなかなか面倒です。
そういうとき、スカイチケットレンタカーなどの、レンタカー比較サイトなどが便利です。
借りる期間と場所を選んで、一気に比較検討できますよ。