登山の日焼け防止方法・・・帽子?ウェア?マスク?日焼け止め?




こんにちは、寝袋!です。

「登山をするときの日焼け予防で、いい方法は?」

と悩む人は多いのではないでしょうか?

美容という面はもちろんですが、日焼けはヤケドですから、いろいろと登山にも障害が出てきてしまいます。

登山は街での日常生活と違いますので、日焼け防止も少し変わってきます。

たとえば、日焼け止めクリームも、

「とにかくSPFが高いものを選べばよい」

というわけではないんですよ。

日焼け防止の基本から、私なりのノウハウまで書いていきます。

山の上は紫外線が強い

山は平地にいるより、紫外線が強いです。

上へ登れば登るほど、日影は少なくなりますし、雲の上へ出ますし、岩や雪からの照り返しがひどくなります。

両面あぶり焼きにされている魚みたいなものです。

もう、あっというまに「こんがりと」仕上がってしまいます。

基本は肌をさらさないこと

日焼け防止といえば、基本はやはり肌をさらさないことでしょう。

これは街中での生活と同じですね。

ウェアは長袖を着て、パンツはロングパンツもしくは登山用タイツを着ます。

さらに、頭と顔と首を守る帽子は、必要です。

ウェアは長袖

「え? 真夏なのに長袖着て山に登るの?」

と思う人もいるかもしれません。

ただでさえ体がヒートアップする激しい運動なのに、長袖っておかしい感じがしますよね。

でも、長袖を着ましょう。

理由は、日焼け防止だけではなくて、他にも理由はあります。

詳しくは下の記事で詳しく書いていますので読んでいただくとして、簡単に言えば、

長袖の方が安全で涼しいからです。

現在の登山用のウェアは、薄手のものでも紫外線対策は万全ですから、どれでも大丈夫です。

日焼け以外にも効果的な長袖

日焼けにはもちろん、真夏に長袖で登って欲しい理由は他にもあります。

暑い夏の登山でも長袖がおすすめな理由【半袖?重ね着?】

2019年5月4日

ロングパンツかスパッツ

下半身も、上半身と同じく、素肌を出さないようにしましょう。

登山パンツはもちろん、登山用タイツもあの薄さで紫外線は万全です。

【購入ガイド】登山用タイツの選び方【おすすめ】

2019年2月1日

帽子をかぶる

帽子は必ずかぶりましょう。

これは、紫外線対策というだけではなく、日射病・熱射病の対策にもなります。

水分がどんどん奪われる登山では、とくに気をつける必要があるのです。

日焼け防止という点では、ツバが広いハットが一番有利です。

顔はもちろん、首も守ってくれます。

首のうしろって、じつはとても日焼けしやすいし、後方からの太陽光なので気づきにくいです。

下山してお風呂に入ったとき(海水浴などでも)に、

「アチャー、がっつり日焼けしてる!」

となった経験、みなさんあるのではないでしょうか?

登山用帽子のいろいろ

日焼け防止には、ツバが広いハットがいいですが、ハットにも弱点はあります。

総合的に考えて、帽子のかたちを選ぶのがいいでしょう。

【キャップorハット?】登山用帽子の選び方【形による長所と短所】

2019年2月4日

日焼け防止を塗る

さて、それでも肌が露出してしまう場所があります。

顔と手です。

最初にも書きましたが、登山では地面(とくに岩や雪)からの照り返しがあります。

どれだけ大きな帽子をかぶっても、下からの紫外線には無意味です。

日焼け防止マスクや手袋を使って、覆ってしまうのもいいですが、ちょっとさすがに暑苦しいかもしれません。

そこで、日焼け防止のクリームなどを塗るのが一般的です。

日焼け防止クリームは、どれだけ紫外線を防いでくれるかをあらわす、SPFという値がついています。

これは、普段使わない人でも、一度くらいは目にしたことがあるでしょう。

SPF値について勘違い

SPFとは、「sun protection factor」の頭文字です。

高ければ高いほど、紫外線防止効果があるのは、なんとなくわかります。

「絶対に日焼けしたくないから、一番効果が高いSPF50塗るわ!」

という美白な人、ちょっと待ってください。

その数値は、どれほどのことを表すのでしょう?

例えば、SPF10ってどのくらい?

「10%ほど防げるってこと? それじゃ全然足りないよ!」

いいえ、違うのです。

SPF10とは、10時間紫外線を浴びたら、1時間浴びた程度にするのです。

つまり、SPF10とは、紫外線を1/10にするということです。

すごい効果だと思いませんか?

登山でSPFを下げたい理由

「それはわかったけど、どちらにしろ最高のSPF50使っておけば問題ないよね?」

と思われるでしょう。

でも、それが違うんです。

SPFが高いものは、どんどんクリームの粘度が高くなって、ベタベタになります。

顔に、あきらかに白いクリーム状のものがついている状態になっていくのです。

さらに、『スポーツでも安心な耐水性』とうたっているものがあります。

たしかに水や汗で流れにくいのかもしれませんが、それだけ粘度が高いということです。

油っぽいということです。

そこで、登山で使ううえで探したいのは、

日焼け防止効果がある程度高くて、しかも、ベタつかず長持ちする

というバランスのものなのです。

私の結論はSPF4

私は、コパトーンのSPF4(大正製薬)がベストだと結論しました。

これは、製品的には『日焼け防止』ではなく『日焼けをきれいに』という、サンオイルとして売り出されているものです。

サンオイルというと、日焼けを促進するイメージがありますが、SPF4という数値からもわかるように、

紫外線をおさえて、ゆっくりと日焼けさせる

というものです。

急速な日焼けをすると、皮がむけたり、赤くなったりするんです。

それを防いで、じっくりと焼くわけです。

海水浴と違って、肌の露出が最低限の登山では、これで十分です。

そして、これは油成分がまったく入っていないので、サラサラで、しかも長持ちします。

2~3時間に1度、休憩でいえば2回に1回で塗れば、大丈夫ですよ。

まさに登山のための日焼け防止クリームなのです。

もちろん、まったく日焼けしないというものではありません。

毎週3,000峰に出かけるような人は、コンガリ小麦色に焼けてしまうでしょう。

私としては、それくらいでも健康的でいいと思いますが、時々しか山へいかないのであれば、まず大丈夫です。

一見低いと思われるSPF4ですが、コパトーンSPF4はオススメです。

(なぜかSPF2には油成分が含まれていて不快です)

唇はリップ

私はよく忘れてしまって、帰ってきたら唇がボロボロということがあります。

唇の日焼け防止は、リップクリームがいいでしょう。

これは、日常使われているもので大丈夫です。

多少ベタつこうが、唇はあまり気になりません。

日焼け防止まとめ

登山における日焼け防止で、絶対にやるべきなのは、

長袖やロングパンツで肌を露出させない

ということです。

これは、見た目の問題以上に、安全面にも関係してきますから、必須と考えてください。

そのうえで、顔や手といった部分的なところは、見た目の問題が大きいので、みなさんそれぞれで必要かどうか考えて、対策すればいいと思います。

年代や性別によっても、必要度は違いますしね。

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2019年1月1日

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