こんにちは、寝袋!です。
私なりにかなりの登山経験を積んだ今ですが、初めて山に登ったときのことは今でも覚えています。
そんな初心者の頃を振り返って思います。
「あの頃、これを知っていたら・・・」
登山について、お金も時間も無駄にしてきた私ですが、
「自分の無駄が、これから誰かの役に立てば、無駄じゃないのかも」
と思えます。
初心者・初級者が同じ思いをしないために、恥を捨てて書きまくります。
登山ガイドから登山初心者のみなさんに送る、アドバイスです。
目次
- 1 金言その1「初心者らしくていいんです」
- 2 金言その2「追いつかれてもいいんです」
- 3 金言その3「靴ひもは、登りも下りもキッチリ締めよう」
- 4 金言その4「登山ウェアに万能などない! 初心者にとって万能=中途半端」
- 5 金言その5「迷走するべし。右往左往したその先にあなたの登山スタイルが」
- 6 金言その6「登山道具を買う順番に注意! 新世界への投資を優先せよ」
- 7 金言その7「その道具やウェア買っても、限界は伸ばせませんよ」
- 8 金言その8「汗で濡れてもいいから、雨では濡れるな!」
- 9 金言その9「悪条件になると別世界です」早めに経験すべし
- 10 金言その10「登山直後に思ったこと・感じたことを大切に」
- 11 金言その11「『心を入れ替えて』なんて不可能です」
- 12 金言その12「あこがれの山はすぐに登るな」
- 13 金言その13「厚着か薄着か迷ったら薄着」
- 14 随時追加中!
金言その1「初心者らしくていいんです」
登山を始めた頃は、周りの登山者がみんなすごく見えて、ド素人の自分が恥ずかしかったです。
「あまり下手なところは見られたくないな」
と精一杯でしたが、きっと周囲からはバレバレでした。
金言その2「追いつかれてもいいんです」
昔は、誰かに追いつくと嬉しく、追いつかれると恥ずかしく思いながら、山を登っていました。
追いつかれる=遅い=初心者=恥ずかしい
だったのです。
ペースは速くなったり、遅くなったり、他人次第で変わる「恥ずかしい」登山者でした。
金言その3「靴ひもは、登りも下りもキッチリ締めよう」
昔から登山界では、
「登りは靴ひもを少し緩めて、歩きやすくしよう」
と言われてきました。
私もそう教えられ、実践し、教えてきました。
これは、お恥ずかしい話ですが、間違いです。
教えてきた人たち、ごめんなさい!
理由を詳しく説明します。
金言その4「登山ウェアに万能などない! 初心者にとって万能=中途半端」
登山ウェアのカタログには、
「通気性と耐風性の両立」
とか、
「涼しいのにある程度の保温性も兼ね備えて」
とか、魅惑的な言葉が書かれています。
でも、初心者にとっては、
万能=中途半端
で、使いづらいものです。
私の失敗談をもとに、理由を説明します。
金言その5「迷走するべし。右往左往したその先にあなたの登山スタイルが」
登山にはいろいろなスタイルの楽しみ方があります。
最初からどういう登山が自分に合っているか、わかっている人はいません。
右往左往し、迷走し、無駄遣いし、失敗して、少しずつ自分の登山スタイルが見えてくるのです。
やってみなけりゃ、わかりません。
いろいろやってみて!
私の迷走っぷり、さらします。
金言その6「登山道具を買う順番に注意! 新世界への投資を優先せよ」
登山道具を買い揃えていくときに、
「より快適に、より便利に」
考えていくことは大切です。
しかし、それはじつは優先度が低いのです。
そこを間違うと、私のように失敗することになります。
金言その7「その道具やウェア買っても、限界は伸ばせませんよ」
順調にステップアップしていくうちに、いつかぶち当たる「限界」。
そこでよく人は、
「あれ買ってみよう。あの装備良さそう」
と考え、お金を投入して自分の限界を伸ばそうとします。
ですが、その前に一度考えてみましょう。
登山者の能力の限界とは?
限界を伸ばすにはどうすればいいの?
金言その8「汗で濡れてもいいから、雨では濡れるな!」
「レインウェアって蒸れるし、結局濡れちゃうじゃない?」
「それなら、レインウェア着なくても一緒じゃないの?」
という言葉、実はよく言われます。
その気持ち、よくわかります。
私もそうでしたから。
ただし、1回その間違いに気づくまでは。
2つが全然違うことを、わかりやすく説明します。
金言その9「悪条件になると別世界です」早めに経験すべし
山は、晴れた日と条件の悪い日では、ガラッと表情を変えます。
いつものあの山でさえ、登れるかどうかわかりません。
「あえて雨の日に登ってみる」
というのは行き過ぎかもしれませんが、早めに経験しておくことはあなたにとってプラスです。
金言その10「登山直後に思ったこと・感じたことを大切に」
せっかく山で経験したことを、次の登山へ活かしてください。
登山直後に感じたことは大切ですよ。
必要だと思ったことは必要ですし、必要だと思わなかったものは、不要です。
登山直後からどんどん忘れていくので、すぐに振り返るか、メモるといいいですよ。
金言その11「『心を入れ替えて』なんて不可能です」
ちょっと足を伸ばして絶景ポイントへ行かなかったり、山頂をカットして巻き道進んだり。
「ま、いっか」
と考えてしまうのは、心の弱さです。
ところが、
「心機一転。次からそうするぞ!」
と思っても、それは無理なんです。
金言その12「あこがれの山はすぐに登るな」
誰にでもある憧れの山。
なるべく早く登りたいと思うものでしょうが、あまりすぐに登るのはやめておきましょう。
登れないからとか危ないからではありません。
もったいないからです。
あなたの憧れの山は、案外簡単に登れちゃうものなのですが、だからこそ、初登頂をそんな感じで迎えてほしくないという想いがあります。
金言その13「厚着か薄着か迷ったら薄着」
登山口で肌寒く感じ、厚着しようかなと思っても、厚着してはいけませんよ。
薄着でスタートするほうがオススメです。
初心者は寒さを必要以上に恐れる傾向にありますが、厚着こそ遭難の始まりかも。
随時追加中!
まだまだ追加する予定です。
おまちください。